断捨離によって得られるメリットを侮ることなかれ。

今回は「断捨離は時間短縮に繋がります。だから断捨離はおすすめですよ。」というお話です。

どうしてもモノが捨てられない性格で、家の中のモノが一向に減らず、片付かない。
そんなことからパートナーからもため息をつかれ、自分を責めたりしてませんかね。

思い入れのあるものを手放す決断にためらいが生まれるのは当然です。僕自身も優柔不断で決断が遅く、迷う時間が超長いので痛いほど分かります。

けど断捨離をすることは、作業効率化や未来の時間を短縮すること、未来に使うエネルギーを排除することにも繋がり、様々なメリットがあります。
捨てるという決断を先延ばしにすることで、未来に使う時間とエネルギーを知らず知らずのうちに増やしているかも知れませんよ。

この記事では断捨離をするために必要な考え方や向き合い方を、僕の体験談も交えて書こうと思います。

目次

断捨離が時間短縮に繋がる理由

余計なものにエネルギーを使わなくなる

家の中に溢れている無数の”余計なもの”。まずこれらを徹底的に排除することで、”使うもの”だけが残りますよね。

”使うもの”だけが残されると、かなり少量のモノだけが残る結果になると思います。散らかすものが部屋にないのですから、必然的に”モノが散らかる”という事自体がなくなりますよね。

集中力は、視界に入ってくるモノとか情報によって分散されてしまいます。なのでそもそも散らかるものが少ない=視界に入ってくる情報も少ないので、結果的に集中力、生産性が上がります。

”机が散らかっている人”と”机が綺麗な人”では、後者のほうが仕事が出来るとよく言いますが、机が綺麗だと視界に入ってくる情報は少ないし、目の前のタスクに集中できるというわけです。

未来の決断に使う時間とエネルギーの排除

自分自身が「捨てる」という決断をしないと、時間とエネルギーがどんどん先延ばしになる上、ゆくゆくは代わりに誰かがその決断をすることになります。

例えばあなたが、とある思い出のモノを捨てるか迷った挙げ句捨てられず、押し入れにしまったまま数年が経ったとします。

久しぶりに家の大掃除を実施した際、押し入れからその数年前の思い出のモノが出てきましたとします。

出てきた時:「うわ懐かしい~!これ前も捨てようとしたな~。どうしよう…ん~。」
迷った結果:「すぐに決断出来ないし、別に無理することないな。今回は、捨てない。」
(時間と決断のエネルギーの損失・先延ばし)

このように決断を先延ばしにすることで、ゆくゆくは自分以外の誰かが、迷いとエネルギーを使って手放す選択をすることになります。

その時に、その誰かが使うエネルギーや時間の負担が、可能な限り少ないものになるようにしておきたいものですよね。

僕自身も思い入れの強いものを捨てた

”初給料”で買ったベースの話

私ごとなのですが、高校を卒業後すぐに就職しました。
当時既にバンドを組む予定の友人達がいたので「人生初の給料でベースを買う」と高校の時から意気込んでました。給料が入ってすぐに買ったベースが、Ibanezのgsr320です。
入門ベースみたいな位置づけのお手頃モデルです。

しかしまぁ、使わなくなりました。

メンバー皆それぞれ仕事の都合もあり、バンド活動は緩やかに終わっていきました。
6年ほど使用したのですが一旦押入れにしまい、気付いたらそのまま3年が経過していました。

決断を迫られた大掃除のタイミング。
僕自身も勉強や仕事にコミットするため、手放す決意をしました。

とはいえ思い入れのある楽器。そう簡単に手放せるものではありません。

決断までになんと2日もかかりました
何度もベースを眺めて触って「楽器 捨てられない」で検索したり。
3年も放置していたくせに手放すとなると急に愛おしくなるという矛盾。

しかし楽器は弾いてナンボ。
弾かれる事もなくただ押し入れに放置される事の方が可哀想だし、楽器にとってはしんどいよな、そう考えました。

これも必要なけじめだと思って「ありがとう」を告げてお宝中古市場にて売りました。

手放す前は寂しくて辛かったけど実際、

手放してしまえばどうってことないですw

だってこれまでも全く使ってなかったわけだし、なくて困ることは未だに全くありません。

手放す、捨てるって一瞬の勇気なんだな、と思いました。
この決断以降、モノを捨てることにそれほど抵抗がなくなった気がします。

このベースはある意味「モノを手放す勇気」を教えてくれたのかもしれません。

それでもどうしても捨てる事が出来ない方に

モノに感謝の気持ちを込めて手放す

どんなモノに対しても「ありがとう」という感謝の気持ちを持って捨てること。

全てのモノには必ず役割があり、たとえ全く使わなかったモノだとしても
「自分に必要なものではなかった」
「自分がときめくものではなかった」
ということを教える役割があって、それを果たしたということです。

「”必要なものではなかった”ということを教えてくれてくれてありがとう」
という感謝の気持ちを込め、手放すのが吉なのです。

※これはかの有名なこんまりさんの本に書いてあった話。僕この考え方かなり好きです。
読めば断捨離に限らず、モノに対する見方や考え方が変わるので一応リンク貼っておきます。

おわりに

断捨離はほんの一瞬の勇気です。

散らかった部屋での生産性の低下や決断を先延ばしにするデメリットは、一瞬の勇気によって回避することが可能です。

実際手放してしまえばどうってことないし、「いつか使うかも」の「いつか」はきっと来ません。
無理のない範囲で断捨離を実践し、時間短縮と作業効率化に繋げていきましょう。以上です。